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2008年2月 3日 (日)

新作映画ひとくち感想(その3)

1月に観た映画の感想です(ちなみに‘その2’はおととしに書いてます)。でも『ジェシー ジェイムズ』と『再会の街で』を観損ねちゃったので、あまりパッとしないラインナップだ・・・。

28weekslater_80127_1_2
『28週後・・・』 (ネタバレ)
前作以上に怖そうでしたが、意を決して観てみました。しかし、怖いというよりも‘嫌な話’という印象が強かった。グロイ場面はそれはそれは盛りだくさんだったけど、目まぐるしすぎてわけがわからなかったし。静かにゆっくり怖い場面では画面を直視しないようにしてたし(←だめじゃん)。
結論としては、『28日後・・・』のホラーでありながら静けさと確かな希望に満ちた雰囲気がすごく好きだったわたしには、こっちは向いていなかったみたいです。監督替わってるし当然といえば当然なのですが。観終わった今になって思うと、『28日後・・・』とは正反対の話なんだという片鱗は最初っから見え隠れしてましたそういえば。
結局あの子供たちを命を賭けて脱出させたことは無駄だった。ってことは、2時間弱(?)かけてこの映画を観たこと自体も無駄だったの?という気持ちにさせられました。ウイルスは大陸に上陸してしまって後は広がるばかり。あーあ。でも、予告を見てすごく疑問だった“感染者、識別不能”という状態については、なるほどこういうわけでなったのかあととっても納得することができました。ああほんとにコワイ。
しかしR.カーライルのような名優にこげな役をさせていいんかい???ととっても心配になった。そしてお姉ちゃんを演じた女の子の異常なまでの色っぽさにびっくり。これからまた他の映画で彼女を見られるかしら?でも、『28ヵ月後・・・』が作られても、観ないなきっと。

Silk_80127_1_3   
『シルク』
(こんな指摘をするのは不粋だとは思うけど)よくありがちな西洋の人から見た‘東洋の神秘フィルター’がかかりまくっていてちょっとがっかりしました。一番重要な主人公が命を賭け海を渡ってまで何度も会いに行きたくなるような日本人少女(って年でもなさそうだけど)の魅力が、わたしには全然伝わってこなかった。ただ動作をゆっくり、やたら思わせぶりにしているだけやん、という印象でした。あの女優さんに文句をつけるわけではありませんが、ちょっと荷が重すぎたような気がする。役所さんの役もなんだか・・・という感じだったし。
しかし、奥さんの手紙。あのくだりになって、睡魔の世界にちょっと足を突っ込みかけていた意識がぱっと覚醒。“遥か極東の地で、彼は何に出会ったのか”。それを知ることができて、ぽろりと涙がこぼれた。やっぱり観てよかったな、と思えました。
そして奥さんに共感と同情を覚える娼館の女主人。彼女にもきっと、忘れられない愛の記憶があるのでしょう。中谷美紀さんがとてもよかったです(英語も上手かった)。
エレーヌの庭の全景を見てみたかった。きっととても美しかっただろうな。

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『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』
なんで今さら映画???と思ったけど、上映チェックの時にお客さんがみんなで大爆笑しているのを見て、やっぱりビーンは今も面白いのかあと思いました。で自分でも観てみたら面白かった。そして、以前にテレビで見ていたときのビーンって人は周りのことには無頓着で、他の人のために何かをするっていうイメージはなかったのだけど、今回は男の子やフランス人女性のために一肌脱いでて新鮮でした。
あと特筆すべきはW.デフォー!彼が演じるカーソン・クレイ(だったかな?あんなにしつこく名前が出てたのに覚えてない)の監督した『プレイバック タイム』という映画を観てみたいです。どれほどつまらないんだろうウフフフフ。でもあの映画の中の刑事役の彼はかっこよかったな。デフォーだもんね。それからもうひとり、J.ロシュフォールも!欲を言えば、もうちょっとたくさん出てきてほしかったけど。
しかし上映中の映画をフィルムからビデオカメラ?にあんなに鮮やかに切り替えるとはビーンは只者ではない。わたしには無理だー。映写技師になれるよビーンさん。
何はともあれ、Mr.ビーンが無事に海を見ることができてよかったです。

Once_80127_1
『ONCE ダブリンの街角で』 (ネタバレ)
最近音楽をよく聴くようになりました。そしてこの映画を観て、音楽の力を実感した。ふたりが最初に一緒に歌う歌が大好き。今も歌えます。
設定だけ見たら『ラブソングができるまで』のような感じなんだけど、こっちはハリウッド映画ではないのではっきりとした起承転結はない、ラブシーンらしいラブシーンもない、愛の告白もしない。“I Love You!”と言わないラブストーリーなのがよかった。
主役の二人に加えて、臨時バンドのメンバー、レコーディングを担当したミキサー(?)、楽器店の従業員、そして主人公のお父さんと、少しの出番の脇役たちも光っていました。特にお父さんが好きだったなあ。一見強面だけど、部屋でリハーサル?している息子たちのためにお茶を持っていったり、息子の作った曲を聴いて満面の笑顔を浮かべたり。
結局ふたりは最後には別々の道を歩くことになります。わたしの好きな‘つれてかない男・ついてかない女・敢えて別れるふたり’です。観終わった後、だから『ONCE』なのかあ・・・と淋しいけれど満ち足りたため息(ヘンな表現)が出ました。そして頭の中ではあの歌がずっとぐるぐる回っていました。

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『アース』
ホッキョクグマや象の子供の可愛さと、‘食うか食われるか’という日常の落差。デレ~っとしたりどきどきしたりでとても忙しい映画でした。こういうのを観ると、人間って(ではなく日本人、と言うかわたし)本当にぬくぬく甘やかされて生きてんだなあと痛感します。
それから、きっと一生のうちで目にすることはできないだろうと思われる風景の数々も、圧巻でした。途中イグアスの滝かと思える滝の映像があったけど、たぶん違うだろうな。やっぱり自分の目で見てみたいなあ。
水の奇跡と、23.5度の奇跡。あのホッキョクグマが無事に海から上がれるように、何かを始めなくちゃいけないと本当に思います。とりあえずこれから、エネルギー節約とゴミの減量にちょっとずつ励もう。

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コメント

お久しぶりです。
最近は観たい映画を逃してばかりなのですが
デ、デフォーの情報が!
そればかりかJ・ロシュフォールまで!!
と喜び勇んでコメントしちゃいます。

実はビーンはほとんど観たことないんだけれど、その
二人が出ているのなら・・・。
あぁ行けるかしら。
行けたら、ミーハーな感想をメールしますね~!

投稿: ひらまこ | 2008年2月 7日 (木) 14時25分

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