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2007年3月17日 (土)

『それでもボクはやってない』  裁きの庭の矛盾

この物語の主人公や、主人公を痴漢と勘違いしてしまった女の子の立場に立たされるということが、誰にでも起こり得るのです。そうなってしまった時、一体どうすればいいんでしょう?わたしにはわかりません・・・。

_70210_1  『それでもボクはやってない』(2007 日)

フリーターの徹平は、満員電車の中で痴漢に間違われてしまう。釈明をする機会も与えられず訳もわからないまま警察に拘留された彼は、母や友人、同じように痴漢の濡れ衣を着せられ有罪判決を受けた男性の助けを借りて、弁護士と共に裁判に挑む。

以下ネタばれ。

監督が‘主人公が有罪になるか無罪になるかが大事なのではない’というようなことをおっしゃっていたのをどこかで読んだ覚えがあるのですが、2時間半近くずっと徹平くんの戦いを見てきた身としてはそりゃあやっぱり無罪になって欲しい、だってやってないんだから無罪になって当たり前でしょ、と思うのも無理はないはず。しかし、考えてみると本当はタイトルに結果が表われていたんですよね。観終わった後はもうガックリでした。
ほんとに痴漢をしたおっさんがいくらかの罰金を払ってすぐに釈放されて、何もしていない無罪の人が何年も何年もお金と時間と労力をかけて裁判という地獄に捕らわれる。理不尽の極み。わたし、理不尽なの嫌いなんだーっっっ!
でも、‘嫌い’で片付けるわけにはいかないのです。

裁判官が途中で変わったことが、徹平にとって運命の分かれ目になってしまいます。このふたりの裁判官が正反対の立場から事件を見ているのが興味深い。
2人目の裁判官(小日向文世)は最初の裁判官(正名僕蔵)と同じような見方は絶対にしないという考えが前提にあるようで、それまで被告側に有利だと思われていた調査結果や証言をことごとく退けてしまいます。この裁判官たちの間に確執があったのかということは描かれませんが(小日向さんが何か含みのある表情で正名さんを眺めている場面はあったけど)、もしそうだったとしてそんなことが判決に影響するようなことがあったりするのだろうかと考えてしまいました。まさかね・・・そんなアホなことは、ないだろうけど。ないと言ってくれ。
でも上に書いたような極端なことはないにしても、このふたりの裁判官は一方は始めから無罪という見方、もう一方は始めから有罪という見方で裁判を進めているようでした。この時点でもう偏ってるじゃないのさ、と思った。そういう目で見るから、同じ証言でも受け取り方が全く違ってしまうんですよね。

_70313_2  加瀬くんをいじめるなー!ぐあーっ!

余計な考えに惑わされることもなくどんな偏った考えにも縛られず全く中立の立場で物事を見るということは、人間という生き物には絶対に不可能。機械にならできるかもしれないけど、だったら機械が裁けばいいのかということになるとそれも違う。今まで書いてきたことと矛盾するかもしれないけど、人が人を裁く時には感情というものもやはりとても大事な要素になると思うのです。本物の判事さんたちはそこのところでどうバランスをとっているのかな。

映画の中で、事件の数に対して裁判官が圧倒的に足りないので処理能力を超えた件数をこなさなければ追いつかないといったせりふがありました。それを聞いて裁判員制度ってやはり必要なんだなあと感じたのですが、この映画を観た今ではこれまで以上にその責任の重さに恐れをなしてしまってます。果たして正しい判断を下せるのだろうか?それももっと重大な刑事事件で、です。無理だ。

加瀬亮さん演じる徹平くん。初めて刑務所(拘置所?)で寝泊りした翌朝、歯を磨きながら抑えきれずに泣いてしまうところや、普段はそうではないのに人に事件の経緯を説明するときだけ語尾上がり気味になってしまうところなどとても真実味がありました。Yahoo!ムービーの単独インタビューを読んで、ますます好きになっちゃった。
そして小日向さん。主人公の無罪への道に立ちふさがる壁。だいたいのイメージとは正反対の、一筋縄ではいかない・いけすかない嫌な奴なんだろうなというのが初めて法廷に出てきたときの表情だけで伝わってきました。さすが。

それにしてもあまりにも納得がいかないこの結末。どうにもこうにもいかんともしがたいモヤモヤを抱えたまま帰ったんですが、数日経ってもやっぱりモヤモヤがくすぶっていたので、爽快感を求めて『十二人の怒れる男』を借りに行っちゃいました。こっちはすっきりするのが約束されてますからね。

十二人の怒れる男 DVD 十二人の怒れる男

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/11/24
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最後に言っても仕方のないことをひと言。
徹平よ、何年間かのフリーター生活の後の就職活動で履歴書を忘れんなよ!そして1本遅れたらもう面接に間に合わないなんていうほどぎりぎりの電車に乗るなバカモンがーーーっ!そんな状態じゃなかったら痴漢に間違われることもなかったのにーーーっ!
・・・しかし、わたしが言うまでもなくきっと本人が一番そう思ってるんでしょう、ね。

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コメント

こちらにもお邪魔します。

わたしたちがいくら理不尽だと感じて怒り狂っても、
これが、現在の日本で普通に存在している司法制度なのですね。
だからこそ、監督は当初の予定のコメディに作ることができず、
こんな形の作品になったのでしょう。

裏金問題、賞味期限の誤魔化し、いじめ自殺者ゼロという報告…
みんな根っこは同じ日本人の体質であることのほうが、
予想できた判決より、救いのなさを感じました。

加瀬くんの演技、とっても自然でいいですね。
こういう人が多くなると、邦画ももっとよくなるでしょうね。

投稿: 悠雅 | 2007年3月18日 (日) 08時49分

悠雅さん、こちらにもTB&コメントありがとうございます!
役所さん演じる弁護士のせりふで、「痴漢冤罪には日本の司法制度の問題点が全て表われている」というようなものがありました。こんなに矛盾しているままでずっと続いていくのかと思うとぞっとしますが、ではその状況を変えるためにわたしたちは何をすればいいのか、何ができるのかということになると全く見当もつきません。
今の社会は本当にいろいろなところでほころびが出てきているような気がします。日本の行く末はどうなっちゃうんだろう?そして、こんなに変な天候になっちゃって地球もどうなっちゃうんだろう?

加瀬くん、よいですね~。ソフトバンクのCMが流れるたびに手を止めて見入ってしまうわたしです。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2007年3月18日 (日) 14時47分

かいろさん、
こちらこそ読み逃げしていてごめんなさい。
お体の方もその後いかがですか?
ムリしないでご自愛下さいね。
そしてコメントありがとうございました。

法廷物って結構好きです。
ただこれはまだ見ていないので、かいろさんの記事を読んで観たくなりました。
邦画だったら昔トヨエツが出ていた「12人の優しい日本人」面白かったです。
舞台っぽくて。
あと、古い(ホントに古い・・)所で、M・ディートリッヒの「情婦」、印象深いです。

投稿: おかみ | 2007年3月18日 (日) 17時08分

カイロさん
TBありがとうございました。お返しの
TBが反映せず・・・コメントで失礼します。
綿密に取材を重ねた周防監督の11年ぶりの
作品、リアルすぎて、びっくり!
日本の司法制度の矛盾を、この作品によって
変わることを祈ります。

投稿: mezzotint | 2007年3月18日 (日) 20時30分

この映画、そんじょそこらのホラー映画より怖い映画ですね。
周防監督が外国人記者クラブで会見したとき、記者から「お金を払って乗ってくれるお客たちを乗車率200%状態に詰め込み、このような冤罪を招きやすい状況にしている鉄道会社が一番悪いのでは」と言われて監督さんはびっくりしたそうです。言われてみれば・・・そうかもしれません。
『十二人の怒れる男』は好きな作品で何回も見ました。
上の方がおっしゃってる『情婦』も、原作がアガサ・クリスティの「検察側の証人」で、たいへんおもしろかったです。

投稿: | 2007年3月18日 (日) 20時31分

かいろさま、こんにちは。拙ブログにコメント&TBありがとうございました。
『12人の怒れる男たち』は未見です。三谷幸喜さんのも観てないなぁ。
法廷モノって良作がたくさんありますよね。
『それボク』は傑作だと思います。加瀬亮くん、リアルだったわ~。
最近ハイペースですね、もう体調は大丈夫なのですか?
あまり無理せず、マイペースでね。
ではでは、また。

投稿: 真紅 | 2007年3月18日 (日) 21時43分

こんにちは。
加瀬君出演映画はそれと気づかずに何本も何本も観ていましたが、今回は思いきり急上昇で、加瀬ファンになりました♪
そして、久しぶりの周防監督の素晴らしさにも大いに感動。
まったくもって理不尽な出来事ですが、それを映画にしてくれる人たちがいることには希望がもてます。

投稿: かえる | 2007年3月19日 (月) 12時28分

おかみさん、mezzotintさん、?さん、真紅さん、かえるさん、コメントありがとうございます!まとめてお返事させてください。


・おかみさん
キャー、美しきおかみさんだ~!!!
『それでも~』、ぜひご覧くださいませ。恐ろしいですよお。裁判員制度が始まる前に、覚悟の意味でも・・・。

『十二人の優しい~』は、『怒れる~』を観た後わりとすぐ見ました。が、結局どうなったのか覚えてないんです~。ころころ変わっちゃってましたよね、みんなの意見が。でもとってもシブイ豪華キャストでした。また観直してみようかなあ。
そしてディートリッヒの『情婦』、未見です。お教えいただきましてありがとうございます。母に聞いてみたら「見事にしてやられたねー、あの映画は」と申しておりました☆ うおー、観たい!観るぞ!
それではこの辺で。ありがとうございました!


・mezzotintさん
はじめまして!お返しのコメントありがとうございます、恐縮です。TBの件は申し訳ありません。うー、なんででしょう???
周防監督、入魂の一作ですね。あまりにもエネルギーを注ぎ込みすぎてまた次の新作を撮るまでに時間が開いたりしないかしら?とちょっと心配です・・・。でもおかげで大勢の人の意識が司法の問題について考えるきっかけになったのだから、やはりこの映画の意義は大きいのだなあと思います。
それではこの辺で。ありがとうございました!


・?さん
?さんもご覧になったのですね~。本当に恐ろしい映画でした。特に男性の方々はいつこんな目に遭うとも限らないのだから、恐怖感もひとしおなのでしょうね。
外国人記者さんの満員電車についての指摘は・・・ほんとにその通りではありますが、そういう風にならざるを得ない日本社会全体の仕組みからしてがおかしいってわたしは思ったりもします。そこまで言うのは行きすぎでしょうか?
そして?さんも『情婦』ご存知なのですね。映画をご覧になったのですか?それとも原作を読まれたのですか?わたしも(たぶん)近いうちに観てみます!
それではこの辺で。ありがとうございました!


・真紅さん
TBも送っていただきましてありがとうございます!
『十二人の~』は、両方ともぜひご覧になってください。できれば記事も書いていただけると嬉しいです☆(←図々しい)
加瀬くんは、もう彼本人が徹平くんなのかと思うほどに自然でしたね・・・。だから彼に余計に肩入れしたくなってしまって、ラストにがっくりさせられたのかもしれません。今後も楽しみですねえ、ニヤリ。
そして‘ハイペース’な件ですが、いつまたダメダメになるかわからないので書きたいという気持ちが高まっている今できるだけ書いとこ!という状態なのでございます・・・(←なんじゃそれ)。
それではこの辺で。ありがとうございました!


・かえるさん
TBも送っていただきましてありがとうございます!
加瀬くんはわたしも意識せずに何本か出演作を観ていたようなんですが、年末の『硫黄島』と、この『それでも~』と、あとソフトバンクのCMでもう一気にファンになってしまいました(←ただのミーハーという話も・・・)。
そして、かえるさんの仰るとおりです。一般人の知らないこういう問題を映画にしてくれる人がいるんだから、そしてその映画を観て意見を交わす方たちがたくさんいるんだから、日本もまだ大丈夫かな?ととても偉そうですが思ってしまうわたしです。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2007年3月19日 (月) 23時03分

かいろさん、こちらにもお邪魔します♪
私も加瀬くんは急上昇中です!
彼には独特のマイナスイオンを感じます。。
勢いあまって(?)舞台も観に行ってしまいました^^
舞台でも市川実日子ちゃんとの共演でした。
二人の雰囲気が、ナチュラルでモラトリアムな感じが似てるんですよね~。お似合いでした。
引き続きミーハーなコメントばかりですみません(爆)

『十二人の怒れる男』は名作ですね。
どうしても思い出してしまいますよね。こっちでは有罪確定ムードの中を無罪へ導いていくわけで。。
そして『情婦』ぜひご覧になって下さい♪
どんでん返しがすごいことになってます。。
長々と失礼しました^^

投稿: sally | 2007年3月20日 (火) 23時45分

sallyさん、こちらにもありがとうございます!
うわあ、加瀬くんと市川さんの舞台!!!心地よさそうですね~~~。いやいや、心地よさ決定です。マイナスイオンダブルじゃあないですか(←意味不明)。
しかしこのふたり、本当にお似合いなんですけど。実際に結婚してくれたらいいのになあなどと考えてしまったり・・・。(←ますます意味不明)。

『情婦』ですが、今日さっそくレンタルビデオ屋さんに探しに行きました!‘旧作’の棚と‘サスペンス’の棚を両方隅から隅までチェックした結果、ちゃんと見つけられましたー。しかもリメイク版もあることまで知ってしまったんですが、ここはやはり本家本元のほうに行かなければ。今度借ります♪
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2007年3月21日 (水) 22時23分

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