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2006年9月 2日 (土)

『スタンドバイミー』  12歳の夏、線路はどこまでも続いていた

8月が終わってしまいましたね・・・。苦手な季節なのにやっぱり去ってゆく時は少し淋しい気がします。なんとなくもの悲しい気分の中、かねてからの計画通り‘夏の終わりの『スタンドバイミー』鑑賞’を実行しました。

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販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2005/12/16
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‘R.フェニックス特集’ということで『旅立ちの時』とこの『スタンドバイミー』が2本立てで上映されていた映画館は、当時中学生だったわたしにはちょっと近寄りがたい繁華街(って言葉今でも使うのかしら)のど真ん中にありました。でもわたしは負けなかった!雨の中お気に入りの服を着て、初めてひとりで映画館に行ったのでした。
そういうかなり思い出深い『スタンドバイミー』ですが、しかし初めて観たときは‘そんなにいい映画かなあ’と思った覚えがあります。だってそのときのわたしはティーンエイジまっさかり(?)で、懐かしく切ない思いで振り返りたい過去なんてなかったから。これは‘少年を主人公にした大人のための映画’なんだなあと気が付いたのは、20代になってからでした(←遅いって)。

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4人の中でいうとわたしは場の雰囲気を読めないバーンタイプだな。

第二次大戦に出征したときの後遺症で精神を病み、息子の耳を焼こうとした父親を心から愛しているテディ。
優秀だった兄の死にショックを受け立ち直れない両親から(そして周囲の大人から)、‘見えない子供’として扱われていることに心を痛めているゴーディー。
貧乏なアイリッシュ系の家庭に生まれ、アル中の父親、子供にあまり関心のない母親、不良で有名な兄に囲まれ、問題児と言われている(自分でもそう思っている)クリス。
ドジで臆病な、4人の中では末っ子的存在のバーン。
早く大人になりたいような、このまま子供でいたいような、そんな微妙な時期にいた4人の、夏の終わりの二日間の‘死体探しの旅’。

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以下ネタばれ。

詳しいあらすじは書きませんが、ぐぐっと来てしまうのはやっぱりクリスとゴーディーの結びつきです。今回は、クリスと一緒にいたいがために進学コースには行かないと言い張るゴーディーに、クリスがこう言うところで涙が出そうになりました。

「俺が君の親なら職業コースに進むなんて言わせない
 君には神様のくれた物書きの才能があるんだ 
 粗末にしちゃいけない
 誰かが守ってやらないと
 君の両親ができないなら俺が守る」

こんな大人びたことを言って、同じ歳の友達を諭すクリス。とても12歳の男の子のせりふとは思えません。ゴーディーの親友でありながら、父親であり、兄でもある、彼はそういう役を引き受けることでゴーディー自身に将来を考えさせようとしました。本当はクリスだってそういう風に言ってくれる人を必要としていたのに。まわりの大人はそんなことにはちっとも気付かないのです。そして、大人たちの代わりに彼の望んでいたことを言ってくれたのは、自分が励ましたゴーディーでした。

「一緒に進学コースに進もう」

「何にだってなれるさ」

ゴーディーにこう言ってもらったクリスは進学コースに進んだ後弁護士になり、ゴーディーはクリスの言ったとおり作家になりました。

クリス 「君はいい作家になるよ 
          題材に困ったら俺たちのことを書けばいい」
ゴーディー 「きっとすぐ困るね」

Standbyme_0831_3_3 しかし、ゴーディーが12歳の頃の友達のことについて書いたのはそれから何十年も経ってクリスが殺された後。書くべき物語をたくさん持っていたからなのか、それとも他に理由があったのか。その疑問は小説の出だしを読んで解決しました。

“なににもまして重要だというものごとは、なににもまして口に出して言いにくいものだ。それはまた恥ずかしいことでもある。なぜならば、ことばというものは、ものごとの重要性を減少させてしまうからだ ― ことばはものごとを縮小させてしまい、頭の中で考えているときには無限に思えることでも、いざ口に出してしまうと、実物大の広がりしかなくなってしまう。だが、本当はそれ以上のものだ。そうではないだろうか?”

さて。ゴーディーとクリスのことばかり書いたけど、テディとバーンもいなければこの旅とこの物語は成り立ちません。父親のことを馬鹿にされて怒り狂ってしまい、せっかくの楽しい気分を台無しにしたとみんなに謝るテディ。迫り来る汽車に怯えて泣きながら鉄橋の上を走ったバーン。その後しばらくして彼らとは‘廊下ですれちがうときに挨拶する程度の仲’になってしまったとしても(いや、だからこそ、なのかも)、あの二日間と、あの頃の友達は、ゴーディーにとって特別な思い出なのです。

“12歳の日々を共に過ごしたあんな友達はもうできない もう二度と”

こんな思い出、わたしにあるかなあ。そういう友達、いないなあ。皆さんはどうですか?
はあ、気分はもうすっかり秋です(まだまだ暑い日が続くみたいだけど・・・)。

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映画・さ行」カテゴリの記事

コメント

かいろさん★『スタンドバイミー』取り上げてくださってありがとう~ううっ(涙←かいろさんの文章読みながら既に泣いておりましゅ)。「『BBM』以上の映画はあるか?」と現在の自分に問うたら、答えはなかなか見つからないけど「どうしてもひとつ挙げよ」と言われたら『スタンドバイミー』と答えると思う、そのくらい、かいろさんと同様、私にとっても感動ものの、忘れることのできない映画です。
 
 「・・・君の両親ができないなら俺が守る」

いちばんすてきなシーンをとりあげてくださってありがとうございます。ほんと、このシーンですよね★

久しぶりに本棚からこの映画のプログラムを引っ張りだしてきました(昭和62年8月1日に購入したものなので少々臭ってます:汗)。プログラムには当時新聞に掲載されたこの映画の批評記事が貼ってありました。その記事にはリバーが演じたクリスについてこんなふうに書いてありました。

「少年たちの性格描写が見事だ。中でもクリスが際立っている。勇気があって、思慮深くて、心優しくて、まるで男らしさの結晶のような少年である。しかも演じるリバー・フェニックスが出色で、男の色気さえにおいこぼれる。」

明るくすがすがしい少年時代の1ページでありながら、〝死の影(クリス、ゴーディの兄、不明の少年)〟もつきまとっている陰影を伴う深い感動・・・。

 ♪ぼくは泣かない 涙なんて流さない 
   君がそばにいてくれるなら
   君よ 君よ いつまでも ぼくのそばに ♪

超有名なこのテーマ音楽もすばらしいの一言ですね(また涙)。

 おまけに

「ジャック、永遠に一緒だよ・・・」のイニスの言葉までもつい思い出し、またまた涙するのでした。
でも、かいろさん★ひとりでしんみり「秋モード」にならないでー。BBMのDVDまであと20日ですから~★

投稿: メグ | 2006年9月 2日 (土) 21時53分

かいろさん、こんにちは。
『スタンド・バイ・ミー』、不朽の名作ですね。しかも「ロブ・ライナーの」ではなく、「リヴァー・フェニクスの」映画として大抵の人の記憶に残っているのではないでしょうか。
私も公開当時劇場で観ましたが、ラストで『スタンド・バイ・ミー』が流れたとき、字幕を追いながら号泣した覚えがあります。
う~ん、今考えるとBBMで『He was a friend of mine』が流れたときのようですね。
しかし初・おひとりさまがこれと『旅立ちの時』との2本立てとはスゴイ!ジェイクのお母様の作品ではないですか!
かいろさんとジェイクって、運命的な出会いをしてたのね(むっちゃこじつけ)。
メグさんも、貴重な資料を出してきて下さってありがとうございました。この場を借りまして感謝です。
ではでは、また来ますね。

投稿: 真紅 | 2006年9月 2日 (土) 22時15分

メグさん、真紅さん、こんにちは!コメントありがとうございます!まとめてお返事させてくださいませ。

・メグさん
おおお、メグさんも『スタンドバイミー』をお好きだったとは!嬉しいです~。
あのクリスのせりふを聞いたとき、記事中では‘涙が出そうに’って書いたのですが、実はほんとは泣いてしまったのでした。あんなせりふを言うにはどう考えても早すぎる歳なのに、クリスはゴーディーの為に言わずにはいられなかったんだなあと思って、もうなんだか、なんだか、うう~っ。

>「少年たちの性格描写が見事だ。中でもクリスが際立っている。勇気があって、思慮深くて、心優しくて、まるで男らしさの結晶のような少年である。しかも演じるリバー・フェニックスが出色で、男の色気さえにおいこぼれる。」

これは、これは~っ。ほんとにそうです~~~。‘勇気があって ~中略~ 男らしさの結晶のような少年’‘男の色気’まさにそのとおり!!!そして、

>明るくすがすがしい少年時代の1ページでありながら、〝死の影(クリス、ゴーディの兄、不明の少年)〟もつきまとっている陰影を伴う深い感動・・・。

メグさん、メグさん、ああもうまた涙です・・・。あの歌も、やっぱり何度聴いてもイントロが流れるだけでぶわっとこみ上げてくるものが・・・。
そして、なぜかわたしもBBMを思い出してしまったのです。ゴーディーとクリス、たとえ何年も会っていなかったのだとしてもやっぱりふたりもソウルメイトだったんだよなあって。始終一緒にいなくてもふたりはずっとつながっていたのだと思います。クサイけど。

うーん、しんみりモードはもうしばらく続きそうです。そのままBBMを再見してもっともっとしんみりしそうな予感が。まあそれもいいかな~☆
それではこの辺で。ありがとうございました!


・真紅さん
>ラストで『スタンド・バイ・ミー』が流れたとき、字幕を追いながら号泣した覚えがあります。
う~ん、今考えるとBBMで『He was a friend of mine』が流れたときのようですね。

ね、ほんとにそうなんです!わたしも同じことを思いました!メグさんへのお返事にも書かせていただきましたが、わたしの体は条件反射でもう泣くようにできているみたいです。やっぱりいい映画にはいい音楽があるものなのかなあ。この2曲は代表的な例かもしれません。いやいや、探せばまだもっとありそうですが~。

>ジェイクのお母様の作品ではないですか!
かいろさんとジェイクって、運命的な出会いをしてたのね(むっちゃこじつけ)。

はい、『旅立ちの時』がジェイクくんのお母様の脚本なんだと悠雅さんのところで教えていただいて、わたしもびっくりしました!なんかこうつながりみたいなものがあるのかしら、ムフフフフ~。待っててね、ジェイク♪(←なんかヤバイ人みたい・・・)。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2006年9月 3日 (日) 00時09分

こんにちは。
あああ・・これ、もう、胸きゅん・・・モノ。
かいろさんの記事を読んでいるだけで、あの感動が・・。
涙・・です。どうもありがとう。

バトン、遅くなりましたが、アップいたしました。
TBお願い致しますね。
かいろさんも、是非TBしてくださいね。

投稿: おかみ | 2006年9月 3日 (日) 16時30分

おかみさん、こんにちは!コメントありがとうございます!
『スタンドバイミー』、やっぱり特別な映画ですよね・・・。真紅さんも書いてくださいましたが、‘不朽の名作’という言葉はこの作品の為にあるような気がします(もちろん他にもたくさんたくさんよい映画はありますが)。夏の終わりに観たのは正解だった~♪と、ひとりで酔いしれているわたしなのでした。
ところで‘昔バトン’、おかみさんのところに送らせていただいたのですがなぜか届いていないようです・・・すみません・・・。またチャレンジしてみますので、お待ちくださいませ~。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2006年9月 3日 (日) 19時01分

こんばんは、かいろさん。私もこの映画は大好きです。
ええ、ジェイクのお母さんが、、、お母さんも才能ある方なんですね。
あの音楽が流れると、4人が線路を歩いているシーンが必ず脳裏に浮かびます、、あの時期しか体験できない思い出ですよね。
かいろさん、バーンですか!私は、クリスとゴーディの間かな??4月生まれなんで、とにかく”仕切り屋”でしたね。
グループで(あ、小学6年ですよ!ただの悪ガキです)、
空き家を基地にしたりして、、、先頭を切って行動してましたね(恥)。
リバーも素晴らしい演技でした、、惜しいな、、。
(そうそう、フランク・ロイド・ライトは私が2番目に好きな
建築家です!ライトデザインのフロアスタンド「TALIESIN2」は日本のドラマの内装でもよく出てます。今だと、阿部ちゃんのドラマの自室にありました、、このドラマはちゃんと観てないのですが、たまたま阿部ちゃんのお尻がでてるシーンを目撃!ジェイクといい、トニーといい、俳優さんはお尻までだして(赤面)、大変ですよね。)

投稿: sumisu | 2006年9月 3日 (日) 22時40分

あ、すいません、勘違いしてます。ジェイクのお母さんは
「旅立ちの時」ですね、この映画は観てないです(焦)。
私も中1でミナミの映画館に初めて1人で観にいきましたが、
ヘンなオッサンが隣に座って、、痴漢ですね。
それから怖くて1人で観に行けたのは、、、20代後半になってからです(悲)。

投稿: sumisu | 2006年9月 3日 (日) 22時47分

sumisuさん、こんにちは!コメントありがとうございます!
やっぱり『スタンドバイミー』をお好きな方は多いのですね、名作ですもんね・・・。

>あの音楽が流れると、4人が線路を歩いているシーンが必ず脳裏に浮かびます、、

はい!あのイントロ、ベースの音♪ボン・ボン・ボボボン・ボンだけでずっと続く線路と4人の後ろ姿がはっきり目に浮かんできます。BBMの「Opening」のギターの音色で山へひとっとびしてしまうのに似ているかも・・・。

>グループで(あ、小学6年ですよ!ただの悪ガキです)、
空き家を基地にしたりして、、、先頭を切って行動してましたね(恥)。

うわあ、いいですね~~~。わたしも建築中のおうちに勝手に忍び込んだりしてました☆ 子供ってどうして探検が好きなんでしょうか???今の子供もそうなのかな???そうだったらいいなあ。でも今はぶっそうだから無理ですかね・・・。寂しい世の中になってしまったものです・・・。
それにしてもクリスとゴーディーの間なんて!sumisuさん、主役になれますよ!!!

>ジェイクといい、トニーといい、俳優さんはお尻までだして(赤面)、大変ですよね。

はい、大変ですね・・・。でもわたしはちっとも脱がない人よりは脱ぐ人の方が好きです♪♪♪ ハッ、言っちゃった~。
そしてそしてフランク・L・ライト、sumisuさんお好きなのですか!エヘヘ。わたしも今後ちょこっと勉強してみます~。

しかし痴漢・・・。いけませんね~。映画館に来たんなら映画を観れ!!!と言ってやりたいです(怒)。うちの映画館でも時々あります。けしからんです!!!どうしたら解決できるのでしょうか?うーむ。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2006年9月 4日 (月) 21時48分

かいろさーん
読んでて、も・すごーく懐かしくなってCD引っ張り出して聴いてたら我慢できなくなって週末にDVDと文庫本買ってきちゃいました・・・ああこの猪突猛進な性格、何とかしないと(涙)

>本当はクリスだってそういう風に言ってくれる人を必要としていたのに。まわりの大人はそんなことにはちっとも気付かないのです。そして、大人たちの代わりに彼の望んでいたことを言ってくれたのは、自分が励ましたゴーディーでした。

そうですよね・・・夜順番で見張りをしながら「誰も僕を知らないところに行きたい」と言ったクリスと、「(兄じゃなく)僕が死ぬべきだった」と思い込むゴーディ。親に認められない辛さが伝わってきて一緒に泣いてしまいます。彼らの望みはまわりの大人に自分を認めてもらう、それだけのことだったのに。それこそ、もし私がクリスやゴーディの親だったら、誰の代わりでもなく大好きだよって抱きしめてあげたいくらい。

でも一方で、12才って理解してくれる相手が親から友達へ少しずつ変わっていく年頃だったかも、とも思ってしまうのです。彼らのように切ない理由では無かったけど、自分も一番言って欲しい事を言ってくれる相手が親から友達になる、過渡期がこの年代だったかなーなんて。
きっとこの映画はそんなふうに自分の一番大事な部分をなぞるから切なくなっちゃうんでしょうね・・・

投稿: ぽち | 2006年9月 4日 (月) 23時38分

やはり、夏の終わりに『スタンド・バイ・ミー』をご覧になったんですね。
原作の引用、どうもありがとう。
わたしの、BBMに対する想いは、未だにまさにその通りです。
あれこれ記事に書きながら、
どう書こうとしても巧い言葉が見つからないままです。

そして、この作品。
かいろさんの記事はもちろん、みなさんのコメントに嬉しくなりました。
わたしはこの作品の公開当時は乳飲み子を抱えていたので、TV放送になった分しか観てないけれど、
小さな息子と娘を見ながら、この子たちはどんな12歳を迎えるのだろうと、
はるか先の日々を思っていましたが、
それも、今となっては随分昔の話になってしまいました。

焚き火の前で本音を語り合うシーン、
BBMの、炎に照らされたジェイクの顔や、
『マイ・プライベート・アイダホ』のリヴァーも重なります。

>あのイントロ、ベースの音
>BBMの「Opening」のギターの音色で山へひとっとび
わたしもそれに1票!
ベースの1フレーズだけで4人の後ろ姿。
ギターの1音だけで、シグナルへ向うトラックの遠景と4年ぶりの再会・・・

投稿: 悠雅 | 2006年9月 5日 (火) 00時33分

ぽちさん、悠雅さん、こんにちは!コメントありがとうございます!まとめてお返事させてくださいませ。

・ぽちさん
>読んでて、も・すごーく懐かしくなってCD引っ張り出して聴いてたら我慢できなくなって週末にDVDと文庫本買ってきちゃいました・・・ああこの猪突猛進な性格、何とかしないと(涙)

げげっ、わたしぽちさんに散財させてしまったのでしょうか?すすすすすみません!でもでも、そんなぽちさんだーいすきです♪ うふふ。

>それこそ、もし私がクリスやゴーディの親だったら、誰の代わりでもなく大好きだよって抱きしめてあげたいくらい。

もう、ほんとにそうです・・・。そしてこの点でもちょっとBBMを思い出してしまったりして。大丈夫だよ、わたしは味方だよ、と抱きしめてあげたいんですよね、このふたりも、BBMのふたりも。

>一番言って欲しい事を言ってくれる相手が親から友達になる、過渡期がこの年代だったかなーなんて。

そうか、そうですね。ゴーディーたちの場合も、親ではなくいちばん大事な親友からの言葉だったからこそ、お互いの心に届いたのですよね。

>きっとこの映画はそんなふうに自分の一番大事な部分をなぞるから切なくなっちゃうんでしょうね・・・

はあ、また観たくなってきてしまいましたよ、ぽちさん。‘切ない’という言葉にめっぽう弱いわたくしです~。
それではこの辺で。ありがとうございました!


・悠雅さん
TBも送っていただきましてありがとうございます!

>わたしの、BBMに対する想いは、未だにまさにその通りです。
あれこれ記事に書きながら、
どう書こうとしても巧い言葉が見つからないままです。

わたしもこの出だしの部分を読んで、それまで感じていたもやもやが言葉になった!という気がしました(なんだか矛盾しているみたいですが)。作家の方って、こんな風に思いながら執筆していらっしゃるのでしょうか。辛い作業ですね・・・。
(そしてちなみに、言うまでもありませんが、悠雅さんの書かれる文章大好きなわたしです。)

>小さな息子と娘を見ながら、この子たちはどんな12歳を迎えるのだろうと、
はるか先の日々を思っていましたが、
それも、今となっては随分昔の話になってしまいました。

未来に思いを馳せたり、過去を懐かしく振り返ったり、いろいろな見かたがある映画なのですね。そして更に、二回目を観た時は初めて観た時の自分をまた思い出したりして・・・。ものすごい引力(?)を持った映画なんだなあと改めて思います。

>焚き火の前で本音を語り合うシーン、
BBMの、炎に照らされたジェイクの顔や、
『マイ・プライベート・アイダホ』のリヴァーも重なります。

>ベースの1フレーズだけで4人の後ろ姿。
ギターの1音だけで、シグナルへ向うトラックの遠景と4年ぶりの再会・・・

ああ悠雅さん、いろいろな映画や自分の思い出が重なって、うまく言えないけれどなんだか大きな波のような感じです。イコールBBMはやっぱり間違っていないのですね。ああたった今BBMを観直したい~。でも無理なのでサントラを聴くことにします・・・。あのギターの音を・・・。
それではこの辺で。ありがとうございました!

投稿: かいろ | 2006年9月 5日 (火) 22時59分

かいろさん、お久しぶりです。
最近はコメントレスや記事アップはされていないようですね、お元気ですか?
暦の上では夏は終わったはずなのにいつまでも暑い昨今ですが、今年も恒例の『スタンド・バイ・ミー』鑑賞はされましたでしょうか。
私は先日、幸運にも20年ぶりに劇場鑑賞することができたんです。
で、記事をTBさせていただきたかったのですが、反映されないようで残念です。
(また時間をおいてトライしてみますね)
本当に、素晴らしい映画ですね。そして大人のための映画なのだと私も気付きました。
またお暇な折にでも、拙宅に遊びにいらして下さい。お待ちしておりますね。
ではでは~。

投稿: 真紅 | 2007年9月21日 (金) 14時54分

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受信: 2006年9月 5日 (火) 00時34分

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