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2006年8月

2006年8月28日 (月)

昔バトン

悠雅的生活の悠雅さんから、初めて‘バトン’なるものをいただきました。題して「昔バトン」、面白いこと書けませんがではさっそく・・・。

1.あなたは昔、何系でしたか?

何かにはまる度にちょびっとオタクになってました。こんな答えでいいのでしょうか???

2.あなたは昔、習い事をしていましたか?

小学2年生から中学3年生まで書道をしてました。おっきなトロフィーももらったけど(じまん!)、実は書道を続けてた本当の目的は、教室に置いてあった漫画や本を読むことでした。シブい蔵書がいっぱいで、習字を終えてから何時間も読みふけってました。『ブラックジャック』とか吉田秋生さんの『吉祥天女』とかどこか外国の民話集とか、たくさん読んだなあ。

3.今と昔、いちばん変わったと思うことは?

母曰く、幼少時のわたしは道路工事のおじさんにも手を振って挨拶するような子だったとのこと。現在は人見知り大王です・・・。

4.今と昔、変わらないと思うことは?

今も昔も頑固でへそ曲がり。空想家。背が高い(幼稚園の頃からずーっと、背の順でいちばん後ろを譲ったことがありません!)。のめり込むとすごい。すぐ泣く。影響されやすい。どっちかと言うと一番手よりも二番手が好き。たのきんトリオではなくてイモ欽トリオが好きだった。

5.昔からのトラウマはありますか?

わたしは引っ越したことがありません。で、幼稚園が大嫌いだったので、今も幼稚園に通じる道を通る時はものすご~く憂鬱な気分になります。なんでそんなに嫌だったのかは覚えていません・・・。

6.昔、なりたかったものは?

小さい頃はお花屋さん。ちょっと成長してからは建築家(←理系科目全滅なのに)。更に成長してからは映画字幕翻訳家。今は幸せになりたいです・・・。

7.あなたの昔の失態を教えてください。

祖母が存命中、何かのお祝いで親戚が全員集合して旅行をしたことがありました。お祭り騒ぎ(?)に張り切ってしまって、暴飲暴食した小学生のわたし。それに睡眠不足・乗り物酔いも加わって体調を崩し更に脱水症状になり、生まれて初めて救急車に乗りました。帰りの新幹線の中でもゲーゲー吐きまくって、しばらくなんにも食べられませんでした(でも初めて飲んだポカリスエットはおいしかった☆)。
後からその時の宴会?の写真を見たら、わたしはほんとに常に何かをほおばっておりました・・・。

8.今と昔の男性の好みを教えてください。

昔:

Lupin_0828_3  ルパンⅢ世

今:

Tokuda_0828_2  奥田民生

と、

Tony_0828_1_5  T.レオン

と、もちろん

Jake_0514_1  ジェイクくん  うしゃしゃ

他にもまだたくさんいまーす。書き切れませーん♪

9.できるなら、あなたの昔の写真を貼ってください。

_0828 

かいろ画:口のあたりが本人に似ています。あと、性格は『トトロ』のメイちゃんみたいだったらしいです。髪型もメイちゃんでした。

10.過去を知りたい10人に回してください。

うーん、うーん、お知り合いがすごく少ないので・・・。
「くいもん屋おかみの迷走日記」のおかみさん
「BBM与太ばなし」のしじみさん
「milk pan,milk crown」のmiyucoさん
「on the edge」のkabioさん
にお願いしたいです。が、真紅さんとかぶっていそうな・・・。すみません~~~。

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2006年8月26日 (土)

がんばれ冥王星

冥王星が‘惑星’から格下げされたそうで。
理系科目はとんと苦手で、地学なんてほんとにさっぱり???という感じのわたしですが(地学だけに始まったことではないんだけど~)、わからないなりに好きなのです。数少ない見分けられる星座‘オリオン座’の位置を追っていったり、「今日の月は満月かな?それとももうちょっとかな?」と観察してみたり。
小さい時、太陽系の惑星の順番を教えてもらったばかりの頃、大きな声で「すい・きん・ち・か・もく・ど・てん・めい・かい!」と叫んで、よく母から訂正されていました。「違うよ!かい・めいだよ!」「あ、そうか。かい・めい!」

Ppluto_0825_1_1  冥王星とその衛星‘カロン’。きれい~。

Ppluto_0825_3  こんな感じなんですね。

冥王星が惑星ではなくなると、いろいろな方面に影響が出るそうです(『宇宙戦艦ヤマト』の松本零士さんも憤慨されているようす)。ふーん、そうなのか。ディズニーのわんこ‘プルート’は、冥王星が発見された記念にこの名前を付けられたそうですし、わたしの今年のお気に入り映画である『プルートで朝食を』だって無関係ではないのかも。

冥王星とはどういう天体なのか、その歴史?についてはこちらをご覧いただくとして。昨日8/25付けの読売新聞に載っていた記事の見出しに、わたしはかなり反応してしまいました。

「太陽系の“異端児”外す 冥王星 惑星降格」

い、異端児!アウトローとかそういう存在にわしは弱いんじゃよ~(←誰だおまえ)。でもなんで異端児なの?
読売新聞によると、‘他の惑星と軌道や大きさが異質な冥王星は惑星ではないとする意見が多い’らしいです。

Ppluto_0825_2  確かにかなり軌道が違います。

ちょっと前報道ステーションを見たときは、たしか木星を砲丸投げの砲丸の大きさだとすると冥王星はごま粒なんだと言っていました。ちなみに地球の大きさがどれくらいになるのかは聞き忘れましたが。とにかく、‘冥王星はほかのみんなと違う’ってことなんですね。
しかし、冥王星本人(?)からすると、「ほかの奴と違いすぎるって言われても俺は俺なんだし、大体頼みもしないのに勝手に俺を“惑星”ってカテゴリーに入れたのはそっちじゃん」という感じなんじゃないのかなあ。
と思っていたら、読売新聞にもこう書かれていました。

「だが、悲観することは何もない。冥王星は何も変わらずに太陽系の遥か奥でひっそりと輝き続けているのだから。」

冥王星は現在太陽から遠ざかる方向に移動?しているということです(たぶん)。人が何を言おうと、太陽から遠ざかる悲しい旅路(?)であろうと、ただただ自分の道を行く。うーん、かっこいい。なんだかロマンを感じてしまいます。
そして、上に載せた写真のカロンという衛星と冥王星、以前はこのふたつを‘二重惑星’だとする意見もあったそうです。太陽から遠ざかろうが太陽に近づこうが、ふたりでずっと一緒に旅をしていくんだなあ(実際は冥王星の衛星はカロン以外にもいくつかあるそうなので、‘ふたり’ではないのですが)。BBMのレヴューを新たに読んでまた病を重くしたわたしは、この冥王星とカロンを見てイニスとジャックを思い浮かべてしまいました。かなり無理がありますが。

冥王星が‘惑星’から外されたのはとても残念なことだけど、わたしが惑星の順番を確認する時はこれからも「すい・きん・ち・か・もく・ど・てん・かい・めい!」と叫ぶだろうし、なにより冥王星本人はそんなことどうでもいいのでしょう。‘俺は俺の道を行く。’がんばれ、行け行け、輝き続けろ、冥王星!

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2006年8月25日 (金)

皆様へご報告・つづき

皆様、お祝いのお言葉をいただきありがとうございました。二重に嬉しいです!
さて、前回のつづき、海外評の抜粋をお送りいたしますね(わたしを‘おおっ’‘そうなのよ~’と唸らせた部分には下線を引いておきまーす)。掲載順です。

スティーブン・ホールデン (ニューヨークタイムズ/2005年12月9日)
心を揺さぶられる、荘厳な、画期的なアメリカ映画の出現だ。エニスという役柄のその筋骨逞しくて締まった肌の下に、するりと魔法のように謎のように入り込んでしまうヒース・レジャーの演技は、例えるならば素晴らしきマーロン・ブランドやショーン・ペンのようなスクリーンパフォーマンスだ。『ブロークバック・マウンテン』は、つまずく愛、はばまれる愛、心に悲しく残る愛についての映画である。

ジョン・パワーズ (ヴォーグ/2005年12月号)
画期的!アン・リーによって描かれるパワフルなエモーションに魅了される。引き裂かれながらもブリリアントに魂のこもったロンサムなエニス役により、ヒース・レジャーのこれまでのイメージは永久に変わってしまった。ジェイク・ギレンホールはジャック役を寛大さと慈悲を持って包み込む。

Brokeback02_1024_1

グレン・ケニー (プレミア/2005年12月号)
★★★★
ロマンティックな愛について、こんなに説得力を持って描いた映画はもう何年もなかった。そして誤解しないで欲しいが、ストーリーが60年代後半にはじまり、お互いを本気で求め合いながらも離ればなれになり、それぞれ家庭を持ちながら何年間も逢引を重ねる、と言っても、これは決して社会派映画なんかじゃない。これはロマンティック・ラブ、それも究極にロマンティックなかたち~決して長くはつかむことの出来ない、漠然とした満足感しかないような~ロマンティックな愛についての映画なのである。
アン・リーとスタッフ、キャストたちは、必須の几帳面さと優雅なテイストでこの特別な物語に取り組み、それはこれまでの巨匠たちの名作を伝承している。しかし、リーは『アイス・ストーム』で見せたように、リーの世界において選択は逃避にはならないジェイク・ギレンホール演じるジャック・ツイストと、ヒース・レジャー演じるイニス・デル・マーが置かれる環境において、そこにごまかしはない。二人はラヴァーズなのである。二人はただロッキー山脈での長い夜にちょっとだけ火がついた二人の男なんかじゃない。この崇高な映画は、そのテーマに真っ向から立ち向かうことになるだろうと言いたいのだが、わたしはそれをジョークの言葉を使わないで真面目に訴えたいのだ。

オーウェン・グレイバーマン (エンタテインメント・ウィークリー/2005年11月30日号)
Grade:A
『ブロークバック・マウンテン』は、美しい痛みを核にした壮大なハリウッド悲恋映画という、滅多にない代物である。静かなる革命的なラブストーリーに仕上げたモダンエイジのウェスタンである。
自分たちでも意識しない内に、気付けば恋に落ちていた二人の男。そして『ブロークバック・マウンテン』は、二人の運命を辿り、彼らの情熱を、先例がなくてあまりにもパワフルすぎて言葉では言い表せない力として描く。この映画では、愛というものは本当に言うに言われないものとして描かれる。
そのビーズのような瞳にすぼめた唇、イニスを演じるヒース・レジャーは、無骨な繊細さを並外れた演技力で見せる。対するジャックを演じるジェイク・ギレンホールも感動的だ。彼の子犬のようなその瞳は、最初は希望に輝き、そして暗く絶望へと変化していく。
貧しくて孤独で、失った夢をいとおしみ、そのかけらを必死で集めようとするが、自分が破片になっていくイニス。『ブロークバック・マウンテン』は、甘美的ですらある悲劇の趣意を持つ、それはまるで、ステットソンをまとったイーディス・ウォートンのような感じか。いわゆるメッセージ映画というものからはほど遠いが、心に刻みついて離れないある種の心地よさと後悔を併せ持つ、ゆっくりとしたワルツのような、とてつもなく壮麗なクライマックスのシーンでもし多くの涙を流したならば、「社会の仕組みに屈服してしまったある愛のかたち」にしっかりと反応した証拠である。同性結婚が未だに物議を醸している現代に生きる我々に、一緒に生きていくことを夢見ることさえ許されなかった二人の男の物語『ブロークバック・マウンテン』は、我々を感動させつつこう問いかける。愛を前提にしたときに、一体我々にはどんな世界が必要なのだろうか?

Brokeback_0506_4_1 

マイケル・コレスキー (インタビュー/2005年12月、2006年1月合併号)
もしここが完璧な世界であったなら、この慎み深くて力強い『ブロークバック・マウンテン』は、一般的にエピック・ラブストーリーとして受け入れられていたにちがいない。しかし、政治的/宗教的な物議が絶えることない現実世界においては、アン・リーによる胸を突き刺すようなこの映画は、やはり革新的なのだ。『いつか晴れた日に』『アイス・ストーム』で性的抑圧が社会に及ぼす影響を描かせたら天下一品のリーが、ハンカチが3枚は絶対に必要で、我々のハートとマインドを根底から覆すメロドラマを作り上げた。

アンソニー・レーン (ニューヨーカー/2005年12月12日号)
結局これはヒース・レジャーの映画である。もちろんジャックを演じるジェイク・ギレンホールも素晴らしい、それは間違いない。しかし、レジャーこそが、この映画の持つ哀しみのくびきに堪えるのだ。彼が演じるイニスがもごもごと不明瞭に喋るのは、無口であるというだけではなく、言葉を飲み込むことでどうにか自分の感情さえも飲み込んでしまおうともがいているのだ。無骨で不器用な彼を見ていると、『ブロークバック・マウンテン』は(同じ脚本家ラリー・マクマートリーによる)名作『ラスト・ショー』のようなカウボーイ映画なんだなと認識する。
どちらの映画も、突き固められた人生に対する哀歌であり、その消え行くあかりに対する着眼点はジャン・ルノワールさえも認めるだろう。そして『ブロークバック・マウンテン』のこのラストシーンを見たならば―ひとりトレーラーハウスでブロークバック・マウンテンのポストカードを見つめ、その山で過ごした時間の記憶を指でなぞっているイニス。窓のすぐ外には、なぜか手の届きようがない、青々としたトウモロコシ畑が見える―あなたは完全に打ちのめされてしまう。ゲイウェスタンと呼ばれるとても静かでストイックなこの映画には、ゲイっぽい感じも、とりわけウェスタンな感じもない。これは行き場のなくなった愛を学ぶ映画だ。「やり直せないんだったら、ジャック、立ち向かうしかないさ」とイニスが言うように。

これでご報告を終わらせていただきます。
うう、一刻も早く再見したいです・・・。それではこの辺で。

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2006年8月22日 (火)

皆様へご報告

7月の終わりに、いつもお世話になっている沙斗魔さんから耳よりな情報を教えていただきました。

“「王様のブランチ」の映画コーナーで、A.リー監督のサイン入りBBM関係者用パンフレットプレゼント!”

うひょひょっ、なんですと!!!お知らせを受けた次の日、さっそくはがきを出しました。
しかし生まれてこのかた懸賞なんてものに当たったためしがないので、はがきを出したことで‘愛を証明できたかなー’ともう気が済んだ(?)感じだったのですが、なんと、なんとなんと(しつこい)、

当選してしまいました!!!

帰宅して見つけた大きな封書。実を言うとはがきを出したことをもう忘れていたので、“TBS”と書いてあるのを見て「?」と思ってしまった次の瞬間「えええええ~~~~っっっ」とすんごい奇声を上げたわたし。そんなわたしを「!?」と見つめる両親。まるで漫画の一場面のような先週木曜日の夕方の我が家でございました。
というわけで、今回はそのパンフレットのことについて書きたいと思います(長くなります)。

‘りりこさんの話では「撮影裏話とか満載の一般用に売られているのとは一味違うレア物」ということでした。’と、沙斗魔さんに教えていただいたのですが、残念ながら内容の点から見るとそんなに‘レア’なところはありませんでした(いえいえ、もちろんリー監督のサインがあるという時点でとっても貴重なものなんだけど)。

Brokeback_0820_1  
監督のサイン。‘李安’の字が見えます。畏れ多くてさわれません。

中身の解説。下の写真の、通常のパンフレットよりひとまわり大きいケース(‘ケース’と言っても厚紙?製)を開くと、

Brokeback_0822_2
これ。フォーカス合ってません~、すみません。

①パンフレット本体
②シネマライズ仕様(?)のちらし
③前売り特典でついてきた特大ポストカード
 (下敷き!?と勘違いしたわたし)
④2006・2005受賞とノミネート歴の一覧表(5枚つづり)
⑤海外評抜粋追加(6枚つづり)
⑥ワイズポリシー配給の映画『マシュー・バーニー 拘束のドローイング9』ちらし

が入っていました。

パンフレット本体はこんな感じ。

Brokeback_0822_1
またボケてます。もうやだ。

内容:
通常のパンフレットの‘イントロダクション’、‘ストーリー’、‘出演者&スタッフが語るバックグラウンドストーリー’、‘キャストプロフィール’(ヒースとジェイクのみ写真あり・モノクロ)、‘スタッフプロフィール’(監督のみ写真あり・モノクロ)、‘海外評’、‘全てのキャスト・スタッフ(英語と日本語の両パターン)’と同じ。インタヴューや映画評、エッセイ、写真はなし。

受賞・ノミネート歴一覧の内容:
27の賞の各部門(作品とか主演男優とか)での受賞、および6つの賞の各部門でのノミネート(監督組合賞、映画俳優組合賞←しかも‘アンサンブル演技賞’でもノミネートされていたそうです!、製作者組合賞、脚本家組合賞、とかあるらしい)

海外評抜粋追加の内容:
通常のパンフレットには載っていなかった20人の方の映画評。わたしはほとんど知らない方たちでした・・・。しかし、ちらしにあったP.トラヴァース氏の評の全文を発見!以下引用です。どこかで読んだことがあったような気がしないでもないけど。ちょっと文がおかしいかな?という所もありますが、そのまま載せてみます。


ピーター・トラヴァース (ローリング・ストーン/2005年12月1日号)
★★★★
絶対に見逃せなくて、一度見たら決して忘れることができない、アン・リーによる『ブロークバック・マウンテン』は、まるで銃弾のようにあなたの心を撃ち抜くだろう。これは画期的な映画であり、そして、欲望や拒否に外界と内面からの抑制に苦しむワイオミングの二人の青年の反性的ラブストーリーに奥深い感情を与えた、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールというふたりの俳優による偉業作である。1997年に発表されたアニー・プルーの短編を、洞察的なインテリジェンスとデリカシーで監督したリー、文学作品の脚色のモデルのような、ラリー・マクマートリーとダイアナ・オサナによる確実な脚本、この映画はいたるところにエモーションが溢れている。そしてこの映画はとても繊細である。すでにメディアは、ゲイのカウボーイ映画、ゲイ版『風と共に去りぬ』などと大騒ぎしており、保守的な教会や州が同性結婚を反対するホモフォビアが蔓延する現況に、この映画は真っ向から立ち向かうのである。私からのお願いがある。とにかくこの映画をまず見て欲しい。そしてあなたなりの判断を下して欲しい。絶対にあなたを開眼させるから。
アン・リーと、才能豊かな撮影のロドリゴ・プリエトは、アニー・プルーの簡潔な文体を広大なヴィジュアル・ポエトリーへと変換させている。リーは、ありふれたポストカードのような風景の美しさをあえて避けて、自然の中に潜む美しさと脅威を引き出し、それはヴィヴィッドで時々暴力的でもある二人の男の関係性を映し出すものでもある。ヒース・レジャーの壮麗な演技は、まさに演技のミラクルである。彼はそれを内面から引き出している。レジャーはイニスがどう動くか、どんな喋り方や動き方をするかを理解しているだけではなく、どう呼吸するかが分かっているのである。


さて、関係者用パンフレット大体こんな感じでした。皆様、お伝えできていますでしょうか?
海外評についてはあといくつか‘おおっ’と思うものがありましたが、また長くなってしまいますのでやめておきます。その評も読みたい!という方がいらしたらお教えくださいませ、後日続きを書かせていただきます。でも著作権法むちゃくちゃ違反ですねえ。今さらだけど。
それではこの辺で。最後までお付き合いくださいましてありがとうございました、皆様お疲れ様でございます・・・。                  

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2006年8月19日 (土)

『ピンポン』  I can fly!ヒーローへの道

男の子同士の友情を描いた物語が好きです(愛情でもいい)。そういう映画の筆頭といえばやっぱり『スタンドバイミー』なのですが、『スタンドバイミー』は8月の終わりに観る!と決めているので、その前哨戦として(?)青春卓球映画『ピンポン』を観直してみました。しかもこれも夏の映画だった!男の子と夏って、なんか、なんか雰囲気ありますよねえ。

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ペコ(窪塚洋介)=自分の才能を過信して墜落しかける‘ヒーロー’。スマイル(ARATA)=能力を発揮しようとしないクールな天才。アクマ(大倉孝二)=劣等感を克服するために努力し続ける凡人。チャイナ(S.リー)=上海から留学してきた、崖っぷちのエリート。ドラゴン(中村獅童)=勝利が宿命となってしまい、卓球を続けることに半ば苦痛を感じている、名門卓球部のキャプテン。
‘ピンポン’に賭ける高校生たちの、成功・挫折・対立・友情。そして彼らを支える人々を描いた作品です。

以下ネタばれ。

実際に観る前、今時の若者向けの単なるおしゃれな雰囲気映画(こういう言い方で伝わりますでしょうか?)だったらいやだなあと思っていたわたしの根拠のない偏見は、鑑賞後すっきりさっぱりそれはもうきれいに洗い流されてしまいました。
何度観ても何度観ても、ペコとスマイルの深い絆(恥ずかしいけどこの言葉を使っちゃう☆)に憧れ嫉妬し、その一方で、アクマやチャイナやドラゴンたち‘ヒーローにはなれなかった奴ら’の苦悩や悲しみに圧倒されるわたし。この映画の人物描写の繊細さ、かなりのものだと思います。

Pingpong_0813_2

幼なじみだったペコ・スマイル・アクマ。三人はいつも卓球をしていました。①ペコ ②アクマ ③スマイル という順位を覆すべく、いちばん熱心に練習に励んできたアクマ。しかし運命は残酷で、アクマが(そしてペコが)予想もしなかった展開が待っていました。ペコには勝ったもののスマイルに負け、アクマは自分の限界を知るのです。彼のスマイルに対する叫びが痛い。

「なんでだよ!なんで俺じゃなくておめえなんだよ!」

この後、アクマは卓球をやめてしまいます。そしてペコも、自分の才能に自信を失くしていました。スマイルの思わぬ実力を見せつけられたせいで。スマイルはスマイルで、いじめられっ子だった自分を助け卓球を教えてくれた、‘ヒーロー’のような憧れの存在であるペコを追い抜いてしまったことに動揺します。

Pingpong_0813_6 わたしの大好きなアクマ

そして次の年の夏。同じ高校の卓球部に所属していつも一緒に練習していたペコとスマイルが、初めて違うコーチの元で別々に修行をし、迎えた大会。果たしてペコは、スマイルの憧れる‘ヒーロー’に戻れるのか?

ペコとスマイルは、本当にこれ以上ない‘ソウルメイト’。わたしにとっては『BANANA FISH』のアッシュと英二、BBMのイニスとジャックと同じくらいに大好きなふたりだと言っても過言ではありません(ペコが、ジャックを失った後にイニスはこんなことを思ったんじゃないかな、というようなせりふを言う場面もあります)。ペコがピンチに陥ったときにスマイルの声が聞こえてくる場面で、ふたりのつながりの強固さに胸を震わせた方は少なくないでしょう。離れていてもお互いのことを誰よりもわかっているふたりの会話は、愛に溢れています(またかよ、なんておっしゃらないで下さいませ~)。

Pingpong_0813_4_2 「行くぜい、相棒」
「お帰り、ヒーロー」
(↑またスマイルがこのせりふを後ろ向いてペコに聞こえないように言うのです。ああ~)

そしてアクマは、あの傑作『アマデウス』のサリエリであり、わたしの漫画人生のきっかけとなった『ガラスの仮面』の亜弓さん。しかし、天才を見極める能力だけ与えておきながら、最も欲していた音楽の才能はくれなかった神を恨んで凶行に走るサリエリとは違って、アクマは実にかっこいいのです。せりふもいちいちかっこよくて、この映画のキザな部分担当はアクマなの?と思うぐらい。
それにチャイナもドラゴンも実にいい。ペコとスマイルを見守る周りの人々もすんごく素敵。様々な形の、様々な量(?)のを観ることができて、本当に胸が熱くなるのです。うお~っ、自分で書いといてまた観たくなってきちゃう。

テクノな音楽なんてちっとも興味がなく、全部おんなじに聞こえる~と思っていたわたしですが、この映画のエンディングの『YUMEGIWA LAST BOY』を聞くと、歌詞もわからないのに何故か泣けてくる。最後の最後まで、清々しい映画なのでした。

結論:ああ、男の子と夏って、やっぱり、やっぱり、いい。
    そして、‘ヒーロー’とはなんぞや?(←えっ、わかってないの?と自分でつっこむ)

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2006年8月18日 (金)

ぶったぎりすぎでびっくり

『ロック ユー!』のテレビ放映を観終わりました。ここまで容赦なく切りまくるとは・・・。悲しい~。初めて観る方に果たして面白さは伝わったのでしょうか???

ロック・ユー! アルティメット・コレクション DVD ロック・ユー! アルティメット・コレクション

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2006/06/21
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とにかく‘ぶったぎり’でしたね、仕方ないけど。‘ここも、ここも、ここも切られてる!’と例を挙げようかと思ったのですが、ちょっと大人げない気もするのでやめておきます。でも本当はもっと面白いんですよ~。ね~、真紅さん(と、真紅さんに加勢を求める弱虫なわたし)。『ロック ユー!』がこんなになっちゃうということは、BBMだったら一体どうなるの~と思ってしまいました。
でもすごく好きなラブレター作成場面は残っていたので一安心。ホッ、よかった☆

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カットされてていちばんがっかりしたのはこのダンスの場面。

前にDVDを借りて観たときは吹き替えでは観なかったのですが、今回のテレビ放映は同じキャストなのでしょうか?ちょっとかるーい感じがしました・・・。でもチョーサーが山寺さんでおお~と思った。合ってるか合ってないかは別にして(なんか偉そうだけど)、この方はどんな役でもできるんですねえ。

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密かにファンだったりするエドワード黒太子。革のコートと頬の傷に腰砕け。

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大大大好きな三人組。おそろいのユニフォーム(?)でどつき漫才?

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観る映画ほとんど脱いでるこのお方。でも(だから?)好きでーす。

写真ばっかり貼りつけて感想を全然書いてませんが、とにかく大好きな映画であることは間違いありません。いずれちゃんと記事を書きたいなあ、書けるかなあ。
はっ!主役の写真がない!ヒースファンの皆様、すみません。またそのうち・・・。

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2006年8月17日 (木)

『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』  出るのはため息ばかりなり

Stoned_0816_1 『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』
‘STONED’(2005 英)

ストーンズの初期のメンバーで、途中で脱退してしまったB.ジョーンズの死の真相を描いた物語。ブライアンの死は事故死か?自殺か?他殺なのか?監督のS.ウーリー氏は取材に取材を重ねて、ひとつの結論にたどり着いたそうです。
“彼の死は、他殺であった。”
ならば殺したのは誰か?

音楽に特別詳しいわけでもなくストーンズのこともほとんど知らないけれど、予告がかっこよかったから、そして話がなんとなく面白そうだったので観てみました。そしたらかなりの拾い物だった!観といてよかった!元々詳しい人が観てどう思うかはわからないけど、わたしは好きでした。

以下ちょっとネタばれ。

容疑者として浮かび上がったのは、ストーンズのメンバーや元恋人、ツアーマネージャーや世話係として一緒に暮らしていた男。この中に犯人がいるのか?なぜブライアンは殺されなければならなかったのか?それを探るために、映画はストーンズが有名になり始めた頃から彼の死までをたどり、ブライアンがどんな人物だったのかを描き出していきます(で、結局どういう人だったのかというと、かなり問題のある滅茶苦茶な人だったらしい)。

彼はヤバイ人だった、というのはこんなポスターを見ればまあなんとなく予想がつくし、ドラッグやら奔放な女性関係やらちょっとおかしい金銭感覚やらにははっきり言ってあんまり興味はわかなかったのですが、ではどこが好きだったのかと言うと、それはオチにつきます。ブライアンの死の理由、なぜ彼が死ぬ方向に運命は動いていったのか。びあんこさんもブログで取り上げられていた、そしてわたしも大好きな『ゴッド&モンスター』を彷彿とさせるような、悲しい、でも納得できる理由がそこにはありました(書かないけど)。

Stoned_0817_1_1ブライアンは言います。「俺はそこそこ幸せだった。でも、幸せというのは退屈なものでもあるんだ」 
だから心から愛していた恋人にもひどい仕打ちをして、何よりも大切なはずの音楽にも真剣でない振りをしたのですか、ブライアンさん。すんごい矛盾です。でもそういう、大事なものを大事にしない屈折した気持ちは、そんなに珍しいものじゃない気もします。・・・なんか、なんか、ああ~。ブライアンは敢えてそういう道を選んだんだろうけど、見てるわたしは辛い。後悔してはいないだろう彼の代わりに、ため息をつきたくなってしまう。ラストのブライアンが明るい表情なのも、かえってわたしには悲しかったりして。こんな見方が正しいのかはわからないのですが・・・(それにしてもつくづくわたしはこういう矛盾した人や、そんな人を描いた作品に弱いのねえと再確認)。

映画の中で犯人とされている人物は今は故人になっていて、死の間際に自分が彼を殺したのだということを告白したそうです。それが本当なのかはたぶんもう調べようもないことなのだろうし、ブライアンが死んだ理由というのも監督の想像による所が大きいのかもしれません。だからやっぱり彼の死の真相はきっとずっとわからないままなんだろうな。でももし事実がこの映画に近いものだったら・・・。やっぱりため息だあ。

ブライアンが水の入っていない空っぽのプールの(『ロードオブドッグタウン』か?)音の反響に目を輝かせて、同居人のフランクと一緒にすごく楽しげに楽器を弾く場面が、彼の音楽に対する思いを表していてとても印象的でした。そんなに好きならもっと大事にしなよバカ~!でもそうはできない人だったんだよなあ。なんか、なんか、ああ~(エンドレス)。

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2006年8月13日 (日)

鳴らない風鈴、その名はぴょこん太

涼しくない扇風機に続いて、ちっとも鳴らない風鈴を買ってしまいました。
命名:「ぴょこん太」
超アナログ人間のわたしは携帯を持っていない!(すごいでしょう、ヒッヒッヒッ)ので、母の携帯で撮りました。あまり綺麗に撮れてない・・・。

_0813_1 一目ぼれしてしまったのです。

おととい、お盆が近いのでお寺へお参りした時、お寺に持っていくお中元を買いにたまたま立ち寄った陶器などが置いてあるコーナーで見つけて衝動買い。しかも半額だったのでーす、うほほい(あー、またけちんぼ根性が・・・)。

しかし、扇風機の前にぶら下げたり息をフーーーッと吹きかけたりしてみても、ほとんど鳴らないということが家に到着してから発覚。原因は下に付いているかえるくんが重すぎるため?どうやら台風並みのつよーい風でも吹かなければ駄目そうです(無理矢理鳴らしてみたらいい音だったのが救い)。でも鳴らなくてもかわいいからいっか☆

それにしても携帯で写真を撮るのって難しいのですね。光の具合がうまくいかなくて、ベストの場所を探すために風鈴持って家の中をうろうろうろうろしてしまいました。結局外に出て玄関のとこで撮ったのですが。慣れたらうまく撮れるようになるのかな。

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2006年8月10日 (木)

扇風機を買ってみたら

少し前のお休みの日、2階にある自分の部屋でお昼寝をしたときのこと。
1時か2時くらいとかなり暑い真っ盛りだったのも災いしてあんまりよく眠れないまま目覚めたところ、なんと腕から汗が吹き出ておりました。乙女(・・・)が昼寝して腕に寝汗をかくってどういうこと!?と、かなりショックを受けたわたしは扇風機を買うことにしました(エアコンじゃないのが悲しい)。

久しぶりに電気屋さんに行ってみたら、扇風機は進化(?)していました。まずカバーのあみあみが(なんて書けばいいかわかんない)、縦だけではなく横にも走っている!そしてうちにある扇風機の羽はどれも4枚なのですが、今のは一枚増えて5枚になっている!しかもマイナスイオンを発生(?)させるというものもありました。すごいなー。

しかしけちんぼなわたしは予算内に抑えることしか頭にありません。かっこいいのとか素敵なのとかには目もくれず、¥3,000くらいの!¥3,000くらいの!(ね、けちでしょう?えっへん)と探し回った結果、質素な感じの(どんな感じだ?)リモコンとかもついてない、マイナスイオンも出してくれないごくごくフツーなものを買って帰ったのでした。でもあと¥500くらい出せばマイナスイオン扇風機買えたのになあ・・・今さら後悔しても遅いんだけど。

‘涼しい風をわたしに送ってくれるこの扇風機、ジャックって名前にしようっと♪’と思いながらルンルン帰って、夜にさっそく組み立て動かしてみました。でもあんまり涼しくない・・・。しかも従来の(今うちで使っているほかの)扇風機と比べてものすごくウルサイ・・・。これをジャックと呼ぶのはちょっと抵抗があるかも。

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 人間の方のジャック

で、あまりにも涼しくないので、カバーを外してみました。いくらか改善されたかな?と思いつついつものように寝転がって本を読み、いつもの癖で足をびよーんと伸ばした時、‘ぶごごごご’という異音が。んん???ゲッ、足の指が扇風機の羽に当たっとる!!!・・・カバーを外したのをすっかり忘れていたのでした。しかもそれを2回も繰り返したアホなわたしです。そんなに痛くはなかったけど、扇風機ジャックくんかなり危険な存在?

しかし、持ち主に‘うるさい’‘涼しくない’なんて言われながらも、扇風機ジャックくんはすんごい音を立てて毎日一所懸命回ってくれています。そんながんばり屋さんで健気な?姿を見ていると、なんだか本物のジャックを思い出しちゃったりして、早々と愛着がわいてきました。まだまだ暑さが続きそうな今年の夏、扇風機ジャックくんと一緒に乗り切ります。そして足が当たらないようにもうちょっとおしとやかに過ごそうっと。できるかな?無理かな?まあ当たったとしても流血沙汰にならなければいいやー。

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2006年8月 8日 (火)

『28日後・・・』  “Help!”の代わりに“Hello!”という言葉を 

『プルートで朝食を』を観て、元々好きだったけど更に更に好きになってしまったC.マーフィー。怖いのは苦手なので観たいけどぜーったいに観られん!無理だ!と公開当時は思っていた、彼の出世作の『28日後・・・』にとうとう手を出してしまいました。

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販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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物語をとても乱暴にまとめてしまうと、いわゆる‘ゾンビ物’の部類に入るらしい(‘ゾンビ’ではなく‘感染者’という言葉が使われていましたが、彼らの風貌や性質は明らかにゾンビだと思われます)。凶暴化した猿が原因で発生した‘死のウイルス’。それに感染した人間が同じように凶暴化し、次々に他の人間を襲っていくようになってしまったイギリスが舞台です。
最初の感染から28日経った後、見知らぬ病室で主人公のジムは目覚めました。交通事故に遭い意識不明だったため何も事情を知らない彼は、自分のほかに誰もいない病院を後にして町をさ迷い歩き、人間のようでいて人間でない‘感染者’に襲われかけます。その彼を救ったのはセリーナとマーク。彼らから事の顛末を聞いたジムは、両親の身を案じてセリーナたちと一緒に実家へ向かいますが、既にふたりとも亡くなった後でした。そしてそこにも感染者が。彼らに襲われ感染してしまったマークを容赦なく殺すセリーナ。
仲間を失い行く当てもなく移動を続けていたジムとセリーナは、同じように感染を免れふたりきりで暮らしている父娘、フランクとハンナに偶然出会います。4人は行動を共にすることになり、ラジオから聞こえてきた軍隊の‘感染に対する答え’という言葉を頼りにマンチェスターへと向かうのですが・・・。

以下ネタばれ。

28dayslater_0802_1_1怖いのは苦手なのになぜ公開時にちょっと魅かれていたかと言うと、キャッチコピーがこんなだったから。

「誰もいなくなってしまった街に向かって、
それでも僕たちは叫び続ける。
“HELLO!”

このコピーどおり、感染者に気付かれる危険性を承知していながらもジムは“Hello!”と叫び、フランク父娘は自分たちの部屋の周りをたくさんの電飾で飾りながら、“Help!”というよりは“Hello!”という気持ちで誰かが現れるのを待っていました。そしてセリーナはそれまでそんな言葉の存在を忘れていただろうけれど、ジムやフランクたちに出会うことで“Hello!”という精神を思い出したに違いありません。

マンチェスターへ向かう旅の中で擬似家族のようになっていく4人。この結びつきが、後々ジムとセリーナに変化をもたらすことになります。

たとえ感染者でも、相手を殺すことにためらいを感じていたジム。「感染したらあんたもすぐ殺す」とジムに言い放ち、自分が生き残ることを第一に考えていたセリーナは、フランク父娘のことも‘足手まといになりそうだから’見捨てていこうとしていました。
しかし、‘擬似家族’の父親的存在だったフランクが死に、軍のラジオ放送が(すんごく言葉は悪いのですが)兵士たちにあてがう女性をおびき寄せるためのでっちあげにすぎなかったことを知った時、ジムとセリーナはそれまでとは正反対の行動をとるのです。

28dayslater_0802_2_1

ふたりを助け出すために兵士相手に人が変わったように闘うジム。感染者ではない人間を殺すことにも全く躊躇しません。
一方のセリーナはハンナを守ることを最優先し、また、ジムがまるで感染者になってしまったかのように兵士たちを襲うのを目の当たりにしても、最初の言葉どおり‘すぐ殺す’ことはできなくなっていました。

監督の言わんとしていたことは全然違うのかもしれません。ですがわたしは、ジムたちのこんな姿を見て、ものすごく過酷な状況にあっても(過酷な状況だからこそ?)人は誰かとつながっていたいと考え、そのつながりはいろいろな方向に(良い方向にでも、恐ろしい方向にでも)人を変化させる力を持っているものなのかな、と思ったのでした。

動物愛護団体(?)のメンバーがウイルスの感染源である猿を無理矢理逃がそうとしたことから始まったこの物語。わたしが勝手に見つけたメッセージのようなものとは裏腹に、皮肉に満ちてもいます。
‘危険な’猿に襲われたメンバーたちは、当初の目的とは反対にその猿を殺そうとする。そして、数少ない生き残った人間同士も殺しあう。食料(=人間)がなくなってしまったことによる餓死、という感染者たちの末路。
それなのに、わたしはなぜかとても清々しい気分で映画を観終えることができました。それは、ラストにもう一度出てくる“HELLO”の言葉と、ジムたち3人の、ホラー映画の登場人物たちには全くふさわしくないんじゃない?という表情のせい。なんだかすごく不思議な作品です。怖かったけど、観て良かった。

そしてお目当てのC.マーフィー、この映画でもやっぱり素敵でした。次の映画が楽しみです。でもできればあんまり怖いのには出ないで欲しいな~。

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2006年8月 4日 (金)

『西遊記』DVD-BOX   金欠に拍車がかかるじゃないの~

さっきTSUTAYAからメールが来ました。見てみると‘『西遊記』DVD-BOX’のお知らせが!!!しかもBBMのDVD発売時期とほとんど一緒。どどどどどうしよう・・・?

西遊記 DVD-BOX 1 DVD 西遊記 DVD-BOX 1

販売元:バップ
発売日:2006/09/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

わたしが子供の頃、『ハイジ』『ルパン』『トムとジェリー』『一休さん』、そしてこの『西遊記』のどれかひとつは必ず再放送されていて、夕方4時から6時までの間は天国のような時間でした(大げさだけど)。ほとんどみーんな観ていたことでありましょう。わたしも、バスの整理券を小さく丸めては如意棒(字が違うかも)に見立てて耳の中に入れようとしたり、きんと雲を呼ぶ悟空の真似をしたりしてました。ガンダ~ラ、ガンダ~ラの歌が流れると、ああ終わっちゃったよ・・・と物悲しい気分になってたなあ。今もケーブルなんかでは放送されているのだろうけど、うちでは見られないのでこのDVDにはかなりかなり魅かれてしまいます。う~~~~~~む。

_0804_1_1 やっぱりこの3人じゃなきゃ。

_0804_2  美しいです。

このキャストも、チープな感じの特撮も、音楽も、もちろんお話も、だーい好き。繰り返し再放送されていた頃が懐かしい・・・。ああ、観たい観たい観たい。買おうかな。それともレンタルビデオ屋さんで借りられるかなあ。

しかしBBMと『西遊記』のDVDが欲しい!という人、わたしのほかにいるのでしょうか???いてくれたら心強い(?)のですが・・・。変なところで小心者のわたしです。

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